第1弾
出演アーティスト発表!!
1995年1月17日5時46分 阪神・淡路大震災発生
2005年、震災から10年が経ち、私たちは大人になり、
自分を育ててくれた愛する神戸の街に恩返しがしたかった。
神戸の街に恩返しをしようと考えたときには、
震災当時の神戸に復興支援していただいた全国の人にも恩返しがしたくなった。
「恩返しとは何か?」してもらった事をする事。
「もらった恩は誰に返そう?」あの時の神戸のような、今困っている被災地に、復興支援をしよう。
恩を音で返す。
私たちの生業はイベントを作る事。
震災から10年事業の一環として、
「1.17阪神・淡路大震災を風化させず語り継ぎ、支援をいただいた被災地神戸から全国への恩返し」をテーマに据え、
神戸の小さなライブハウスから始まった1日限りの音楽イベントが『 COMING KOBE 』です。
それは商売やビジネスではなく、非営利の完全チャリティー音楽イベントとして開催する。
出演者もチャリティーとしてノーギャラで出演してもらう。
来場者は無料で楽しんでもらい、会場で募金を募り、集まったみんなの支援を持ってその時に困っている被災地に、実行委員会が代表となり寄付を届けに行く。
2005年〜2009年の5年間は『GOING KOBE』と言う名前で開催するも、募金は期待通りには集まらず、ボランティアスタッフの統率も取れず運営は空回り。
出演アーティストや事務所サイドには、無料でのキャンペーンや宣伝やプロモーションだけの場と捉える人も少ないながらも存在して、チャリティーの想いを共有できない。
”入場無料のラッキーイベント”、となってしまい本来の想いは届かない側面も多かった。
だから続けて来た。想いを届ける為に続けて来た。
運営資金は企業からの協賛金や出店料、グッズ販売でまかなう。地元企業と信頼関係を築き、地場産業の活性化、神戸の魅力発信に努める。
ボランティアスタッフにおいては、地元の大学や専門学校の学生の現場経験を後輩が代々受け継ぐ、という学びの継承が生まれる。
出演アーティストはイベントをきっかけに、イベントと共に成長し、これからの若者たちが「活躍できる、夢を見られる」ステージとなる。
震災を知らない世代が増え、これから起こる災害に対する防災・減災への取り組みや、被害があった被災地との交流も始まる。
2011年の東日本大震災を機にCOMING KOBEの会場募金は1000万を超えるまでになった。
見える角度によって考え方や捉え方が変わるイベント。
入場無料の音楽イベント。
タダで騒いで楽しんで終わるラッキーイベント。
は
入場無料のチャリティーイベント。
「気づき」と「きっかけ」などの『想い』が詰まったイベント。
当イベントは安心と安全をより強く求めて、「出演者、スタッフ、オーディエンスの一人一人がイベントを作る参加者である」というそれぞれの自覚のもとに、2019年まで15年連続開催。
そして昨年2020年の初の開催中止を経験し、今年の開催に向けて。
「COMING KOBE21 脱フェス宣言。」
COMING KOBE21は阪神・淡路大震災の体験から始まった復興チャリティーイベントです。
日本で一番想いの溢れる優しいイベントとして、2021年は安全に運営できる規模にまで大幅縮小します。
出演者数を最盛期の1/4に、来場者数を最盛期の1/10にまで規模を縮小し、会場は今まで以上にゆとりを持って使用し大幅に形を変えます。
そして「カミングー?」「コーベー!」と言うお決まりのコールアンドレスポンスもやりません。もうこれはカミコベじゃないかもしれません。
それでもCOMING KOBEはブレずに強制せず否定せずに、今出来る形で続けて行きたいと思います。
どうかご理解のほどよろしくお願いします。
COMING KOBE実行委員長:風次